2017年4月23日日曜日

日本有数の心霊スポット「お菊井戸」をたずねて

お菊井戸の話は姫路城が一番有名で、「播州皿屋敷」という話で知られている。姫路城のお菊井戸は実際にあって、日本有数の心霊スポットとなっている。世界遺産で国宝の心霊スポットである。この話は『播州皿屋敷実録』に詳しいが、脚色部分が多い。

姫路城第9代城主小寺則職の代(永正16年1519年以降)、家臣青山鉄山がお城乗っ取りを企てた。これを忠臣・衣笠元信が気付き、妾のお菊を鉄山の家の女中にし、計略を探らせた。そして、元信は、青山が増位山の花見の席で則職を毒殺する計画を突き止め、花見の席に切り込み、則職を救出、家島に隠し再起を図った。

お菊井戸
乗っ取りに失敗した鉄山は家中に密告者がいたとにらみ、家来の町坪弾四郎に調査するように命令した。程なく弾四郎は密告者がお菊であることを突き止めた。以前からお菊のことが好きだった弾四郎は妾になれと言い寄ったがお菊は拒否した。立腹した弾四郎は、お菊が管理を任されていた家宝の10枚の皿「こもがえの具足皿」の内、一枚をわざと隠してお菊にその責任をなすりつけ、責め殺して古井戸に捨てた。 以来その井戸から夜な夜なお菊が皿を数える声が聞こえたという。

これが「お菊井戸」の話である。今でも皿を数える声が聞こえるという噂がある。先日行った時は周りに人が大勢いたせいか、なにも感じなかった。

姫路城に行った時には寄ってみると良い。天守閣を登った後の順路になっている。もしかしたら、皿を数える声が・・・


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