2017年8月24日木曜日

ウラン爆弾を作ってはいけません。


ウランという物質というか元素がある。高校ぐらいのときには「水兵リーベ」なんて覚えたと思うが、「水兵リーベ」ではなかなか辿り着かないところにウランがある。何しろ、原子番号92である。ここまではなかなか辿り着かないのは仕方がない。私は3列目になるとかなり怪しい。
ウランの名称は、「美少女戦士セーラームーン」に出てくる「セーラーウラヌス」から来ている。本当は天王星のラテン語読みのウラヌスである。ギリシャ神話にはウラノスの名前で出てくるが、全宇宙を支配する王である。ウランを使うことは全宇宙を支配するということである。

では、宇宙を支配するウランを見てみよう。左が広島に落とされたウラン爆弾と呼ばれるものである。日本では、材料さえ用意すれば高校生でも作ることができる簡単な代物である。
ウラン235はウランの同位体であるが、中性子を吸収して分裂し、2~3個の中性子を放出する。この中性子がまたウラン235に取り込まれると同じ反応が加速する。しかし、取り込まれるほどのウランがない場合は、反応は終了する。この加速と終了の境を臨界という。

上の爆弾では、ウラン235が2か所に置かれている。この2か所のウラン235は臨界以下だが、2つ合わせて圧縮すれば、臨界を超える。一番左の起爆装置(雷管)によって爆薬を爆発させると、砲弾部分のウラン235が弾頭部のウラン235に向かい飛ぶ。両方のウラン235がぶつかって圧縮するように鋼鉄ダンパーを置いている。ウラン235の衝突と圧縮によっても中性子は放出されるが、確実に核爆発を起こすために中性子発生源(イニシェーター)をつけておくと、衝突の瞬間に中性子が放出され、核分裂反応が始まる。実際にはこの過程は一瞬で行われるので、爆発と同時に高温と放射線が発生する。

こんな簡単なもので、広島は壊滅するのである。

決して作ってはいけない。国際条約に違反するからで、警察より怖いおじさんたち(CI●)に命を狙われることになりかねない。しかし本当に日本は核保有国ではないのだろうか?こんなに簡単に作れるのに。


リフォームして核シェルターを作りたい方は、検討してみよう。

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