2017年6月16日金曜日

不吉な地名や恐い地名


エッチな地名ばかりがこの世に存在するのならいいのだが、残念ながらそういう訳にもいかない。この世には不吉な地名も存在する。気乗りしないが、一応上げておく。


百目鬼
どうめきと読む。鬼の一種であるが、字をよく見ると分からない訳でもない。盗癖のある女性の腕に、盗んだ鳥目(金銭)の精が鳥の目となって無数に現れたのでこれを百々目鬼と呼んだらしい。
百目鬼温泉は山形市百目鬼にある温泉で、100%源泉かけ流しの、日帰り温泉である。一度行ってみたいものだ。



血洗島
血洗島である。埼玉県深谷市にある。戦国時代北条氏と上杉氏の激戦で多くの将兵の血が流された説が一番有力である。やはり戦国時代の戦いの跡なんだろうな。血で血を洗うというアレなんだろうね。





血洗川
神奈川県中郡大磯町を流れる約1.6kmの川である。 見ての通り貧弱な川である。川というよりはドブと言った方がいいのかも知れない。よくこんなのを探して来たなと思うかも知れない。私もそう思う。地蔵を斬った血のついた刀を洗ったという伝説から、「血を洗う川=血洗川」と名づけられたらしい。しかし、地蔵を斬って、血が出るんかなと疑ってはいけない。出るに決まっている。伝説とはそういうものである。




犬の墓
何となく怪しいバス停である。「犬の墓」は和歌山県紀の川市にあり、昔から変わった地名で知られていたらしいが、かなりの田舎らしい。バスが1日に3往復しかない。ちょっと前まで、対向車とすれ違えないぐらいの道路幅しかなかったらしい。特に動物霊園があるわけではなさそうである。

三途川
群馬県甘楽郡甘楽町に流れている川で利根川水系になる。約2.5km。この他にも三途川はいくつか存在している。
千葉県長生郡長南町。約4.5km。
宮城県刈田郡蔵王町。約1.8km。
青森県むつ市恐山。 まだ、他にもありそうである。


神隠
横浜市港北区にあるバス停である。綱島駅に行くバスが通るが、時々、乗降客の人数が合わないという、 都市伝説っぽいバス停である。同じ横浜市に神隠丸山遺跡というのもある。横浜に行くときは気をつけよう。



元悪王子町
京都府京都市下京区にある地名である。何か特殊な読み方がありそうな気もするが、「もとあくおうじちょう」と読む。 もともとこの地にあった『悪王子社』に由来するもので、現在は八坂神社に移されて地名だけが残っている。こちらは地名が変らなかったばかりか、「元」の字がつけられてしまった。『悪王子社』に行きたい人は八坂神社へどうぞ。






人喰谷
富山県五箇山にある地名で、「ひとくらいだに」と読む。旧五箇山街道でも難所の一つで、あたりのものすべてを呑み込んでしまう雪崩があったかららしい。谷が人を食べてしまったというところから来ているとのこと。現在は、新緑や紅葉の名所となっている。



轆轤町(髑髏町)
「ろくろちょう(どくろちょう)」である。なんだか、ろくろ首と関係がありそうだが、関係ないらしい。江戸時代に役人が適当につけたのが、「轆轤町」でそれが現在まで残っている。それ以前は「髑髏町」と言われ、人骨がよく転がっていた場所である。死体を六道の辻(近くにある)や鳥辺野(死体置き場)に持って行くのが邪魔くさくなって、ここらに捨てていたらしい。迷惑であるが、いつまでもそんなものを引きずる辺りが世界一の魔界都市の所以であろう。

帷子ノ辻
京都の嵐山電鉄にある駅で、北野白梅町行きの乗換駅でもある。難読駅名のひとつだが、写真にふりがなが書いてあるので誰でもわかる。ある偉い女の人が死んだときに、遺言によりその死骸を辻に置いて、鳥や獣が食って白骨になる様を描かせたという話による。帷子とは死装束の意味である。近くに太秦映画村があり、「撮影所前駅」もあるが、「帷子ノ辻駅」から歩いても10分とかからない。


今回はエッチな地名より難しかった。最後は魔界首都の京都頼みになってしまった。途中に「阿蘇国際女子高校」や「青梅国際マラソン」、「亀頭さん」は実在するか、などの真偽を確かめていたせいである。「阿蘇国際女子高校」と「青梅国際マラソン」は存在しないが「亀頭さん」はいるようだ。「かめあたまさん」または「きとうさん」と読むらしい。ちなみに笑福亭鶴瓶は女子マラソンを「女子マラ」と言って叱られたということである。

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