2017年7月10日月曜日

いつでも産める気症候群は恐ろしい


最近雑誌などでも時々取り上げられている不思議な病気、「いつでも産める気症候群」 というのが流行っているらしい。字を見ればまあだいたいはどんなものか分かる。最近、結婚年齢が上がってきたが、それに伴って「私もそのくらいできるだろう」と思っている人たちのことである。ん~。まあ、その気持ち分からない訳でもない。きちんとした知識を持っていればいいんだけど、その認識は間違っていることが多いのだから厄介である。

女の人、特に会社でバリバリやっている人たちの中には、私より女性の身体について知らない人が多い。私は医者ではなく専門は地質学である。女性の身体について言えば、ごく一般の男子より少しだけ興味が強いだけだ。特に思春期の身体と精神の変化について妙に詳しいが、これは中学校や高校のバスケのコーチをしていたせいで、ロリコンだからではない。体調管理について必要な事柄で、ブルセラマニアでもない。だから、年増 年長の女性についてはあまり詳しくない。それでも、高齢出産の危険性や、誰もが妊娠できるわけでないことも知っている。

年をとれば視力も聴力も落ちてくるし、運動能力や内臓の活動も落ちてくる。当然、卵子も老けてくるし卵巣の活動も落ちてくる。だいたいが、卵子は排卵のたびに作られている訳ではないのだ。卵子の数は生まれた時に決まっていて、それが尽きると閉経となる。卵巣も歳を重ねると機能が低下し、受精しても卵子が定着しない可能性が高くなる。卵巣がうまく働かなければ妊娠はできない。卵巣と卵子の両方がきちんと働くことによって妊娠するのだ。もちろん見た目が若いなんて関係ない。見た目は若くても身体は結構ダメージがあるもの。だいたい、見た目が若い人は化粧が上手いというのもある。もちろん、化粧が上手で若く見えるのはいいことだが、実際の身体はそうでもないかも知れない。

人によって異なるが、およそ35歳を境にして妊娠率は低下していく。子供は35歳までに産んでおくのが安全だ。35歳以降は子宮外妊娠や流産などのリスクが大きい。その上、夫の年齢によっては、子供の大学卒までに夫が定年退職してしまうこともあり得る。現在は夫婦が両方働く家庭が多いとはいえ、これはつらい。若い頃なら何とか育てられるものであっても、定年退職して退職金を学費に充てなければならないこともある。

「いつでも産める気症候群」とは、このような肉体的、社会的なリスクを無視してしまう状態のことである。危険であり恐ろしい。子供を産むということは一生でも度々はない大きなイベントなのだが、それを「なんとなく、どうにかなるだろう」みたいな調子で流してしまうのが恐ろしいのである。

今はもう死語と化しているが、かつては「結婚適齢期」なんて言葉があった。20~30年前には女性の適齢期は22才〜27歳ぐらいだった。当時は30歳までに一人目の子を産めと言われていた。高齢出産と言えば30歳以上だった。確かにこれなら人生設計が円滑に行く。

それは、まあ、とやかく他人が言う問題ではないのだが・・・。

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