2017年7月16日日曜日

特定外来生物に注意しよう


平成29年5月26日に、兵庫県尼崎市で特定外来生物であるヒアリが、中国・広東省広州市の南沙港から出航した、貨物船内のコンテナの内部で発見された。中国の新しい生物兵器ではないかという噂(都市伝説?)もあったが、死亡率が0.001%ということで兵器でもないらしい。中国は安全衛生面がかなりルーズな国で、とある工業地帯にある湖などは、汚水のためポットン便所より多くの大腸菌が住むという、バイ菌天国である。当然、積み荷の数は誤魔化すが、殺人蟻をお土産につけてきたのであろう。
その他の人的被害のある特定外来生物にはどのようなものがあるのか調べてみた。
哺乳類
ハリネズミ
原産地:ヨーロッパ・アメリカ
渡来時期:1995年頃?
分布:関東~東海
原因:ペット用
人体被害:針による刺傷
ヌートリア
原産地:南アメリカ
渡来時期:1939年
分布:近畿、中国、四国に集中し、東海、関東、九州など
原因:毛皮養殖として輸入
人体被害:噛み傷
アメリカミンク
原産地:北アメリカ一帯
渡来時期:1950年代後半
分布:北海道
原因:毛皮用
人体被害:食肉性で攻撃的
鳥類
なし
爬虫類
カミツキガメ
原産地:北中米
渡来時期:昭和初期
分布:千葉県印旛沼中心、全国
原因:展示用・ペット用(1960年以降安価だった)
人体被害:咬みつき、引っ掻き
タイワンハブ
原産地:台湾、東南アジア
渡来時期:1990年代
分布:沖縄島北部(名護市周辺)
原因:薬用などの目的
人体被害:毒・噛み傷
両生類
オオヒキガエル
原産地:北中南米
渡来時期:1978年
分布:小笠原諸島、大東諸島、石垣島、鳩間島
原因:サトウキビ畑の害虫駆除
人体被害:両目の後の耳腺からミルク状の毒液を分泌・目に入ると失明
クモ・サソリ類
セアカゴケグモ
原産地:南太平洋各地
渡来時期:1995年
分布:全国
原因:コンテナ等の付着
人体被害:尾端の毒針による
甲殻類
ウチダザリガニ(シグナルクレイフィッシュ)
原産地:アメリカ北西部原産
渡来時期:1926年
分布:北海道、福島県など
原因:水産資源・ペット
人体被害:はさみに注意
昆虫類
セイヨウオオマルハナバチ
原産地:ヨーロッパ
渡来時期:1991年
分布:北海道他
原因:トマトの交配
人体被害:針による刺傷
ヒアリ
原産地:南アメリカ
渡来時期:2017年
分布:太平洋岸各所及び阪神間
原因:コンテナ等の付着
人体被害:アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛み・死亡率0.001%
アカカミアリ
原産地:アメリカ合衆国南部~中米
渡来時期:不明
分布:硫黄島、沖縄本島(米軍基地周辺)、伊江島(レーダー基地)
原因:米軍の物質輸送にまぎれ込んで侵入
人体被害:アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛み
植物
なし

虫刺されの炎症が酷い場合はステロイドが入った薬が効果的です。


モメタゾン0.1%オイントメント(Elocon) は湿疹や虫刺されを素早く鎮めるステロイド剤です。



0 件のコメント:

コメントを投稿

ストレスケア