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2017年9月10日日曜日

地震雲とか地震光とかの説明

かつての約束通り地震雲や地震光となっているものの内、都合のいいものを解説する。地震雲は、プレートとプレート(地殻)の衝突によって発生する電磁波が上空を通過して空の雲に影響を及ぼすとされている。その特徴として、
・空の低い位置に発生
・奇妙な形
・風に流されず形を変えない
などの特色があり、典型例として9例がある。地震雲存在派の<主張>と私の<説明>をつけているが、どちらを信じるかは個人の自由である。

【弓状】
<主張>
弓のたわみの部分で地震が発生する。年に数回しか見られない珍しい雲である。雲の大きさと地震の大きさが比例すると言われている。
<説明>
これは二重雲という巻雲の一種である。2方向からの風があるときに発生する。なお、縦方向の雲は放射状雲である。これらは高層にできる雲である。

【竜巻・螺旋型】
<主張>
この付近で1週間以内に地震が発生する。その場で停滞し消えにくい。竜巻形が垂直であれば垂直であるほど大きな地震が来ると言われている。
<説明>
漏斗雲であるので、局地的な激しい上昇気流によって起こる。竜巻に発達することもあるので、「竜巻が来る」と言った方が確立が高い。





【すじ状・帯状】
<主張>
細長い帯のような形をした雲で、最も多く見られる地震雲である。雲が長いほど地震発生までが近いことが多い。
<説明>
これは飛行機雲である。雲の中央部に雲の薄いところがあり、この部分はジェットが出ていないため、雲の色が薄くなる。全体は、空の一部を恣意的に切り取った感じの写真である。右下にある薄い雲は中心の雲に平行に伸びている印象を受ける。

【さや豆・稲穂・レンズ型】
<主張>
この雲が大きければ大きいほど大きな地震が発生すると言われる。数日以内に地震が発生することが多い。
<説明>
これは、積雲の一種である扁平雲である。積雲が発達していく初期に多く発生する。雲が光っているのは、比較的高いところにあり、太陽に照らされているためであろう。





【断層型】
<主張>
空の部分と雲の部分がはっきりと別れている。2~3日内に大きな地震がおこ2005年の起こることが多い。北海道釧路沖地震(M6.3)が発生した時にもこの断層形地震雲が目撃されていたらしい。
<説明>
地表付近に重い空気がある場合には、雲は境界面より下に伸びず、このような雲ができる。地上付近でできるものは、層雲である場合が多い。


【洗濯板状】
<主張>
細長い雲が平行に多数並ぶもの。雲が長く、色が濃いほど大きな地震が起こる事が多い。この写真ではかなり大きな地震が起きそうである。
<説明>
洗濯板状雲は波紋状の巻雲(すじ雲)の一種である。時間と共に太くなる場合は天候が崩れることが多い。




【肋骨状・波紋状】
<主張>
同心円状に複数の弧が並ぶ雲。魚の骨みたいなのもある。同心円の中心点が震源地となる。雲が長く、色が濃いほど大きな地震が起こる事が多い。
<説明>
肋骨状・波紋状雲は巻雲(すじ雲)の一種である。巻雲が濃くなり空に浮かぶ雲の割合が増えてくるときに出るが、巻雲のみに現れる雲である。







【放射状】
<主張>
ある点から広がるように見える雲である。数日以内に地震発生する事が多い。雲が長いほど地震の揺れが大きい。放射状の集まる点が震源地になる。
<説明>
放射状雲は巻雲(すじ雲)の一種である。平行に並んでいる巻雲が見る角度によって1点から出ているように見えるのが原因である。


【色関係】
特異な色調を示す雲である。が、とにかくこの写真はインチキが多い。
<説明>
巻雲(すじ雲)は高いところで発生するため、日の出前の光で照らされて、いろいろな色彩がついているものと思われる。左上部の灯りは街灯である。








<説明>
スプライト
雲などから上空に放電する現象で雷と同じ機構で起こる。










<説明>
環水平アークですね。
ようやく、勉強したものが出てきたという感じである。太陽から離れた位置のほぼ水平の虹(いくらか下に凸になる)です。よく取れている写真だと思う。四川地震の時に出たらしい。






以下、まともなのが見つからないのでインチキ的なものをいくつか。



<説明>
不思議な光です。英語のサイトから参照されたもので、ロケット学者はミサイルの可能性が高い(英語を直訳すれば「ミサイルと確信する」)ということ。場所はノルウェーである。
英語ぐらい読めよ!





<説明>
左下に「GREEN HILLS」という文字があり、バックに富士山があるので探したところ、山中湖だった。湖の向こう側に富士山が見える位置である。スポーツ合宿の盛んなところで、光の位置にはグラウンドが多数作られているため、そのグラウンドの光と思われる。
ちゃんと、確認してくれ!


オーロラである。渦巻き状のものは珍しい。チリ地震直前の2010年2月18日に、北半球で、こんなおかしなオーロラが観測されたと書いている。
このタイプのオーロラは活動的で緑色をしている。よく見ると人間の影もおかしい。オーロラの撮影は低速でのシャッターか高感度のフィルムが必要である。人間の写っていない同じ写真も見つけたがオーロラは緑色をしていたので、この写真は加工したものである。



最近、テレビでよく見かけるようになったトリバゴ である。ここはひとつ覗くだけでも覗いた方がよい。雲を見ながら旅をするのもいいものである。




2017年9月9日土曜日

「地震雲」と「地震光」の基礎として、変わった大気現象


地震が来るとなれば、後になってから「地震雲」や「不思議な光」を見た。という人がいます。地震雲については未科学です。事前に分かるものなら科学になります。さて、雲の形は千差万別ですが、確か小学校でもやったような気がします。今回は「地震雲」「不思議な光」と言われているものについて述べてみましょう。

成層圏にできる雲

「極成層圏雲」(真珠母雲)

雲のほとんどは対流圏内にできます。成層圏では上昇気流が起こらないため、対流圏と同じ機構では雲ができません。真珠母雲はオゾンホールを発生させると言われています。見た目は美しいですがそんなに甘いものではないようです。成層圏は地上10km以上の高層であるため、日が沈んだ後でも太陽光を反射して光ります。

その他の雲

「乳房雲」
こぶ状の雲が下に垂れ下がったものです。下降気流や渦流があるときに発生します。私は見たことがありません。地面を眺めて生きてきたもので(地質学でしたので、一応気象学もやっているんですが)。

「波状雲」
大気波という重力波の一種の乱れによって起こります。雲が厚ければ下のようになるが、薄い場合はすじ雲などと区別できにくいです。波動が安定すると風に流されにくくなります。

「穴あき雲」「尾流雲」
雲の中の過冷却の水滴が凍って落下したときに起こる雲形です。穴の真ん中にある黒い雲は「尾流雲」と呼ばれ、落下中の水滴や氷晶が蒸発・昇華したときに発生します。ダウンバーストの一種です。

「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」
ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の原理は、密度の違う液体や気体が、違う向きや速度で進むとき、その境界の面が乱れて渦が発生・成長します。地球だけでなく土星のガス雲でも観測されています。

「アーチ雲」
大きなお皿の一部が見えているような雲です。ガストフロント(寒冷前線の前面)にできる雲で、空気が前線面に沿って駆け上がるときにできます。

「漏斗雲」
竜巻です。中心部の気圧が著しく低下してた場合に発生します。竜巻に発達する前にも漏斗雲は発生するため、竜巻が起こらなくても漏斗雲が発生することがあります。


地形によってできる雲

「レンズ雲」

山を越える風が作るレンズ上の雲です。強風が山の斜面を駆け上がるときに、強制的に冷やされて山の周囲(少し離れたところでも)雲ができます。丸い円盤状の雲が多く風によって何重にも重なってできることもあります。ごくたまに、UFOと間違えられることがあるようです。


「笠雲」
レンズ雲の一種で山頂付近にできる雲です。レンズ雲が山にかかると、山がちょうど笠をかぶったような姿になります。地域によってはこの雲の形を分析しているようですが、強風が吹いているのですから、天気が悪くなる可能性は高いと言えます。笠雲はあまりUFOとは間違われません。ただ異様な光景と映るようです。


大気光学現象

「副虹」
大抵の虹は一つと思われていますが、水滴中に1回反射する主虹と2回反射する副虹が存在します。入射角により主虹と副虹は異なります。副虹は水滴中で2回反射するため、主虹と逆転した色となります。また、副虹は主虹より淡く、見えないことが多くなります。虹が2つ見えたとか逆の色の虹が見えたというのは、副虹のことがあります。


「映幻日」
太陽光が氷晶中を通過する時に分光して、地平線の反対側に分光した光の帯が見えるものです。見た目は虹と同じですが、太陽が地平線上にあるため、さかさまになって見えます。寒い日の朝方や夕方に逆さの虹が見えたというのは、「映幻日」です。太陽光があることと空気中に氷晶があることの2条件によって発現するので、地震とは関係ありません。
「幻日」
大陽と22度離れた同じ高さに太陽によく似た虹のようなものが見えることがあります。雲の中に六角柱の氷晶ができるとき、空気抵抗によって落下する氷晶が一定方向に並ぶことがあります。ここを太陽光が通過する時、分光して虹色の幻の大陽を作ることを「幻日」と言います。なお、月光が通過すれば「幻月」で、時として起こることがあります。太陽光が通過できる雲中に氷晶があるのが条件となるため、地震とは関係ありません。

大陽の左右の太陽の同じ高さの虹色が「幻日」、その下に縦に見えるのが「映幻日」


白虹・赤虹
虹を作る水滴が小さすぎると、「ミー散乱」によって色が分かれなくなり、白く明るい半円が見えるようになります。これを白虹といいます。このとき朝焼けや夕焼けなどで太陽光線が赤みを帯びていると、白虹が赤く見えることがあり、これを赤虹と呼びます。条件によってはオレンジ色や黄色の虹も存在し、「金色の虹を見た」というのはこれにあたります。なお「ミー散乱」については、物理学や医学(がんなどの検査)が関わってくるので省略します。


「反射虹」
水面などで反射した太陽光によって作られる虹のことです。反射光によるため同心円状にはなりませんが、条件によっては元の虹と合わさってV字形の虹を作ることがあります。主虹にも副虹にも起こる現象で、一度にたくさんの虹を見たというのは、これにあたります。


「干渉虹」
過剰虹とも言います。水滴が大きくなった場合に干渉して、主虹の下側が淡く見えることです。主虹の下側の白い部分が干渉虹になります。場合によっては妙に太い虹に見えることがあります。


「月虹」
月の光でできる虹のことです。下が月虹でバックグラウンドが星空であることから「月虹」とわかります。


「彩雲」
太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象です。瑞雲(ずいうん)、慶雲(けいうん)、景雲(けいうん)、紫雲(しうん)などともいい、吉兆とされています。 飛行機雲でも条件が合えば彩雲となります。

「環水平アーク」
地上と太陽の間にほぼ水平に出る虹のことです。次の環天頂アークも同じでき方です。簡単にいえば、同じ方向に並んだ氷晶内を通過する、太陽光の屈折と分光によって起こります。


「環天頂アーク」
これは太陽と天頂の間にできる虹のことで、別名「逆さ虹」と言われます。氷晶内の太陽光の進路によって発現します。


「太陽柱」(サンピラー)
氷晶に反射した太陽の虚像です。月やサーチライトの光でも起こります。


「グリーンフラッシュ」
日没時や夜明けでは、太陽光が大気中を斜めに通過することになります。太陽光が斜めに大気中に入るため、波長の短い光から順に散乱され、太陽が赤く見えます。これは普通に起こる夕日などですが、空気中の不純物が非常に少ない場合、緑の光が散乱されずに見えることがあります。これを「グリーンフラッシュ」と言いますが、太陽が見えている間は赤い色が強く緑色は見えません。従って「グリーンフラッシュ」が見える時間帯は太陽が昇る寸前か沈んだ直後、雲で隠された時の太陽の上端が、空気の揺らぎによって見えた瞬間ということになります。友人に訊かれたので書きましたが、地震とは無関係でしょう。



大陽光学現象はまだまだたくさんあります。

地震光の場合に意外と多いのが「雷」と「プラズマ」です。夜見える光はこれが多いですね。もちろん、判断がつかないものもあります。

次回は「地震雲」や「地震光」の実例についてかきましょう。





2017年9月7日木曜日

ウルトラマンはどこから来たのか?


「胸につけてるマークは流星」 (間違っていたらゴメン)
大抵の人はウルトラマンを知っている。ウルトラマンは私が小学校の時(1966年、私が10歳の時でした)に始まったが、以後、ウルトラマン○○と続いて、現在は「ウルトラマンジード」が放送中らしい。毎週土曜 9:00 - 9:30にテレビ東京系列でやっているので、見てみるのもいいだろう。私は見ていない。しかし50年以上も続く長寿番組になるとは思わなかった。

さて、このウルトラマンはM78星雲の光の国から来たことになっている。今ではごく一般に知られているが、M78星雲の先頭のMはどういう意味があるのか知らない人も多い。
Mはメシエの頭文字である。救世主ではない。救世主はメシアである。メシヤは食堂である。

フランスの天文学者だったメシエは彗星の観測・研究をしていたが、紛らわしい天体があるので、彗星と区別するために紛らわしい天体のリストを作った。これをメシエカタログと言い、M1~M110番までの110天体がある。これらは彗星と同じように淡い雲状に見えることから「星雲」と言われている(中には二重星などもあるのだが)。現在はNGC(ニュー・ジェネラル・カタログ) と併用して使われる。MとNGCは重複しているのでMナンバーの星雲は大抵NGCナンバーも持っている。NGCは私が勉強していた時は8,000ぐらいあったように記憶している。
メシエがいた頃の星雲は次のように分類されていた。現在はもっとこまかく分類されるが、メシエの分類が基礎となっている。

系外銀河
すぐ思い浮かぶのが系外銀河である。渦巻き状のものが多い。これだけが星雲と勘違いしている人もいる。下はM31・アンドロメダ銀河(NGC 224)である。名前の通り、太陽系の外にある。銀河鉄道999の終着駅でもある。
球状星団
見かけ上は球状に見える星団(星の集まり)のことである。もちろん高倍率で見れば一つずつの星が見えるが、中心付近はさっぱりわからない。下は、M15(NGC 7078)ペガスス座の球状星団である。代表的な球状星団である。
散開星団
球状星団ほどではないが、星が密集して見えるもの。下は、M45(NGCのいくつかの星雲を含む)プレアデス星団、和名は「すばる」である。
惑星状星雲
銀河系内にある円盤状やドーナツ状をした星雲である。新星や超新星爆発で吹き飛ばされたものと考えられていたが、巨星が収縮する段階で放出したガスが紫外線で照らされているものらしい。下はM57(NGC6720)環状星雲である。
散光星雲
恒星からの光を反射したり、星間物質が発光したりしているもので、M78星雲もこの仲間である。下はM78(NGC2068)である。光の国である。
M78星雲を見てみたい人のため、位置を示しておく。天体観測が好きな人には不要だろうが。

ちょっと、上記の他におもしろそうなものを挙げておくので、望遠鏡で見て下さいね。ちなみに私はカラフルに撮影できるものが好きです。
M1(NGC1952) かに星雲
メシエの1番。有名である
NGC6302 バタフライ星雲
何故かあまり知られていない
NGC 2237-9,NGC 2246 ばら星雲
夜空に咲く真っ赤な薔薇である
撮影しやすいこともあってファンが多い
(番号なし)バーナードループ
オリオン座を囲むようにあるが、
大きすぎてあまり人気がない
(番号なし)馬頭星雲
人気があるが、私はあまり好きではない
大マゼラン雲(多くの星雲を含む)
点の南極近くにあるので、私は見たことがない。
宇宙戦艦ヤマトが目指した場所である。







2017年8月25日金曜日

ツバルは海面上昇ではなく地盤沈下です。


最近は、地球温暖化の海面上昇で沈むと言われている島である。30余りの島からなるが、人間が住んでいるのは9島だけである。人口は1万人に満たない小国である。ツバルにはフィジーから週2回運航の飛行機で2時間ほどである。フィジー行きの直行便もありませんので、香港・オーストラリア・ニュージーランド・ニューカレドニアのどこかを経由しなければなりません。とにかく、不便なところのようです。

ところで先に書きましたが、ツバルは地球温暖化の海面上昇で沈むと言われています。テレビでもそう伝えられているので、そう信じている方もおられるかも知れません。これは、非常に恣意的な嘘です。ほとんどの方はご存知と思いますが、日本や他の地域の海面は上昇していません。温暖化はともかく、水に浮かんだ氷は溶けても水位は変わりません。こんなのは小学校の理科で学びますよね。大陸氷河の場合は溶けると水位が上がりますが、常に末端部では氷河が氷山となっていますので、それほど増えるわけではありません。温度が上がると蒸発量も増加しますし。


さて、ツバルは火山島ですが、いわゆる死火山で火山そのものは海面下です。現在残っているのはほとんどがサンゴ礁です。上図で言うと一番右の状態です。下のツバルの島の形状と比べればよくわかるでしょう。石灰岩自体は炭酸カルシウムの結晶で鉱物で言えば方解石か霰石ですが、あまり強くない岩盤ですし酸に溶けますし(鍾乳洞ができるでしょう)。

従って、ツバルの場合は海面上昇は起こっておらず、地盤沈下が原因と考えるのが妥当でしょう。科学的でない根拠で流布されている情報に迷わされないようにしましょう。

ツバルの島の形状
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