・空の低い位置に発生
・奇妙な形
・風に流されず形を変えない
などの特色があり、典型例として9例がある。地震雲存在派の<主張>と私の<説明>をつけているが、どちらを信じるかは個人の自由である。
【弓状】
<主張>
弓のたわみの部分で地震が発生する。年に数回しか見られない珍しい雲である。雲の大きさと地震の大きさが比例すると言われている。
<説明>
これは二重雲という巻雲の一種である。2方向からの風があるときに発生する。なお、縦方向の雲は放射状雲である。これらは高層にできる雲である。
【竜巻・螺旋型】
<主張>
この付近で1週間以内に地震が発生する。その場で停滞し消えにくい。竜巻形が垂直であれば垂直であるほど大きな地震が来ると言われている。
<説明>
漏斗雲であるので、局地的な激しい上昇気流によって起こる。竜巻に発達することもあるので、「竜巻が来る」と言った方が確立が高い。
【すじ状・帯状】
<主張>
細長い帯のような形をした雲で、最も多く見られる地震雲である。雲が長いほど地震発生までが近いことが多い。
<説明>
これは飛行機雲である。雲の中央部に雲の薄いところがあり、この部分はジェットが出ていないため、雲の色が薄くなる。全体は、空の一部を恣意的に切り取った感じの写真である。右下にある薄い雲は中心の雲に平行に伸びている印象を受ける。
【さや豆・稲穂・レンズ型】
<主張>
この雲が大きければ大きいほど大きな地震が発生すると言われる。数日以内に地震が発生することが多い。
<説明>
これは、積雲の一種である扁平雲である。積雲が発達していく初期に多く発生する。雲が光っているのは、比較的高いところにあり、太陽に照らされているためであろう。
【断層型】
<主張>
空の部分と雲の部分がはっきりと別れている。2~3日内に大きな地震がおこ2005年の起こることが多い。北海道釧路沖地震(M6.3)が発生した時にもこの断層形地震雲が目撃されていたらしい。
<説明>
地表付近に重い空気がある場合には、雲は境界面より下に伸びず、このような雲ができる。地上付近でできるものは、層雲である場合が多い。
【洗濯板状】
<主張>
細長い雲が平行に多数並ぶもの。雲が長く、色が濃いほど大きな地震が起こる事が多い。この写真ではかなり大きな地震が起きそうである。
<説明>
洗濯板状雲は波紋状の巻雲(すじ雲)の一種である。時間と共に太くなる場合は天候が崩れることが多い。
<主張>
同心円状に複数の弧が並ぶ雲。魚の骨みたいなのもある。同心円の中心点が震源地となる。雲が長く、色が濃いほど大きな地震が起こる事が多い。
<説明>
肋骨状・波紋状雲は巻雲(すじ雲)の一種である。巻雲が濃くなり空に浮かぶ雲の割合が増えてくるときに出るが、巻雲のみに現れる雲である。
【放射状】
<主張>
ある点から広がるように見える雲である。数日以内に地震発生する事が多い。雲が長いほど地震の揺れが大きい。放射状の集まる点が震源地になる。
<説明>
放射状雲は巻雲(すじ雲)の一種である。平行に並んでいる巻雲が見る角度によって1点から出ているように見えるのが原因である。
【色関係】
特異な色調を示す雲である。が、とにかくこの写真はインチキが多い。
<説明>
巻雲(すじ雲)は高いところで発生するため、日の出前の光で照らされて、いろいろな色彩がついているものと思われる。左上部の灯りは街灯である。
<説明>
スプライト
雲などから上空に放電する現象で雷と同じ機構で起こる。
<説明>
環水平アークですね。
ようやく、勉強したものが出てきたという感じである。太陽から離れた位置のほぼ水平の虹(いくらか下に凸になる)です。よく取れている写真だと思う。四川地震の時に出たらしい。
以下、まともなのが見つからないのでインチキ的なものをいくつか。
<説明>
不思議な光です。英語のサイトから参照されたもので、ロケット学者はミサイルの可能性が高い(英語を直訳すれば「ミサイルと確信する」)ということ。場所はノルウェーである。
<説明>
左下に「GREEN HILLS」という文字があり、バックに富士山があるので探したところ、山中湖だった。湖の向こう側に富士山が見える位置である。スポーツ合宿の盛んなところで、光の位置にはグラウンドが多数作られているため、そのグラウンドの光と思われる。
ちゃんと、確認してくれ!
オーロラである。渦巻き状のものは珍しい。チリ地震直前の2010年2月18日に、北半球で、こんなおかしなオーロラが観測されたと書いている。
このタイプのオーロラは活動的で緑色をしている。よく見ると人間の影もおかしい。オーロラの撮影は低速でのシャッターか高感度のフィルムが必要である。人間の写っていない同じ写真も見つけたがオーロラは緑色をしていたので、この写真は加工したものである。
最近、テレビでよく見かけるようになったトリバゴ である。ここはひとつ覗くだけでも覗いた方がよい。雲を見ながら旅をするのもいいものである。
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