2017年8月30日水曜日

サザエさん効果はサザエさん症候群とは全く違います。


サザエさん効果というのがある。日曜日の夜になるとうつが出ることをサザエさん症候群というが、それとは全く違う。アニメ『サザエさん』に株価が影響するというものである。『サザエさん』の視聴率が上がると株価(東証株価指数)が下がり、『サザエさん』の視聴率が下がると東証株価指数が下がるというリポートが、2005年に大和総研によって発表された。これを「サザエさん効果」という。株式に投資している人はどんどんサザエさんを見なくてはならない。

ん~。確かに関係はありそうな気はする。しかし、因果関係が怪しいサザエさんと東証株価指数にどのように関連しているというのだろう。景気が良い時は日曜日夕方に外出する機会が増え、この時間帯に放映される『サザエさん』を見なくなるからという仮説があることはあるのだが・・・。
ちなみにこの大和総研は、翌年にサザエさんに続き「ドリカムの人気と株価指数が比例する」というリポートも発表している。

ん~。これまたすげえ関連があるなあ。でもドリカムと株価はどのような因果関係があるというのだろうか。
とりあえず、ドリカムのコンサートに行かなくては・・・。

2つの変数がある場合、適当な期間をとれば相関関係があるように見えることはよくある。サザエさん効果もその一例であるのかも知れない。例えばサザエさんが終了してしまったら「サザエさん効果」はどうなるのでしょうかね?

とりあえず、「サザエさん」と「ドリカム」を信じて株式投資 をしてみませんか?




2017年8月26日土曜日

某仮想敵国の新兵器解説(嘘)

この話を信じる奴はいないだろうな。

われわれ日本の某仮想敵国である「北の豚将軍国」が新兵器を開発したとの知らせが入った。日本にも新兵器「超電磁砲ミサカ1号」や、超高速で動き回る地上戦用の「ゴキブリ3号」などがある上、深海底から地中に打ち込み目標の真下で爆発する「直下型8号」もあった。しかし心配性だった内閣調査室は、その調査を防衛省情報本部に発注したのだった。そして、陸上自衛隊中央情報隊が某国へと潜入したのである。

陸軍兵器
そして彼らは見たこともない兵器を見つけた。彼らがみたこともないのは当然であった。これは、三国志で出てくる投石機または霹靂機という武器である。
多分、中国に言いくるめられて買ったのだろう。これは左上の棒の先に石を乗せて、何人かで引っ張っていた紐を離すと石が飛んでいくという優れものである。歴史的な価値もある。ふれこみでは石をグァムまで飛ばす計画があるらしい。
後に知ったことであるが、「投石機は朝鮮が起源だ」と譲らず二束三文で買い叩いたことが判明した。

次に見つけたのは、日本が起源の究極の対航空機兵器であった。竹やりである。しかし本数はそれほど多くない。どうもタケノコの間に食べてしまったようだ。
それほどに「将軍国」は食料に困っているのだ。中には配給された竹やりを食べてしまったという話もある。すじが多くて食べにくかったということである。よく叩いてすじを切り、高温で長時間煮るとなんとか食べられるらしい。まあ、日本人の口に合わないだろうが。

これが最新型のノドン(火星7号)である。準中距離弾道ミサイルであり、核弾頭を搭載することができる?航続距離は200mを超えるが、日本では250mを超えて打ち上げるものについては、役所に届出がいるような気がする。本体はペットボトル、推進力は水と空気のため、環境に優しいミサイルとして知られている。
日本では、ロケットとしてキットで売られているので興味がある人は作ってみるのも良い。


空軍兵器


これが、最新作のステルス戦闘機「鳥1號」らしい。硬度を1m以下に設定できる世界唯一の飛行機である。航続距離が100m以下というのはちょっといただけないが、竹と紙で作ってあり、レーダーには絶対にかからない自信の作である。巡航速度は約M0.005(約6km/h)である。
道のあるところならなんとか使用できるらしいというのがウリである。ライト兄弟以前にあったような気もするが、朝鮮起源と主張している。

これは、2013年型のステルス戦闘機「鳥人間」である。写真は琵琶湖で撮ったものらしい。速度はそれほどでもないが水面すれすれに飛ぶことができる。欠点としては1回しか使うことができず、次のステルス戦闘機を作っても、湖のもくずと消えることもあり得るという点であろうか。鳥人間コンテストを今年も見たいものである。

海軍兵器
機雷である。針に触ると何かとんでもない痛い目を見ることになる。海底にごろごろ転がっており、非常に危険な兵器である。但し、撤去しようとするとなぜか地元漁民から非難されるので気をつけた方が良い。
機雷を切ると写真のような爆発物が入っている。「将軍国」の機雷の中身はなぜか日本人好みで、日本に輸出していたこともあった。日本ではその罠にかかってほっぺが落ちた人が数多くいる。

イージス艦である。アメリカや日本からのミサイル攻撃に対抗して作ったものである。優秀な技術者は処刑されたため、技術力が低い。主に風で動く。その他の動力もあることはある。人力とか、ゴムとか、マブチモーターである。
時に他の船を襲ったり、他国から一人でいる人を見かけると誘拐したり(拉致ともいう)日本海の荒くれ者である。
「沈んだらいいのに」
と思った人は数知れない。


今回の調査は大変に有意義なものであった。仮想敵国の戦力は丸裸にされたと言ってよい。さすが内閣調査室である。



2017年8月25日金曜日

ツバルは海面上昇ではなく地盤沈下です。


最近は、地球温暖化の海面上昇で沈むと言われている島である。30余りの島からなるが、人間が住んでいるのは9島だけである。人口は1万人に満たない小国である。ツバルにはフィジーから週2回運航の飛行機で2時間ほどである。フィジー行きの直行便もありませんので、香港・オーストラリア・ニュージーランド・ニューカレドニアのどこかを経由しなければなりません。とにかく、不便なところのようです。

ところで先に書きましたが、ツバルは地球温暖化の海面上昇で沈むと言われています。テレビでもそう伝えられているので、そう信じている方もおられるかも知れません。これは、非常に恣意的な嘘です。ほとんどの方はご存知と思いますが、日本や他の地域の海面は上昇していません。温暖化はともかく、水に浮かんだ氷は溶けても水位は変わりません。こんなのは小学校の理科で学びますよね。大陸氷河の場合は溶けると水位が上がりますが、常に末端部では氷河が氷山となっていますので、それほど増えるわけではありません。温度が上がると蒸発量も増加しますし。


さて、ツバルは火山島ですが、いわゆる死火山で火山そのものは海面下です。現在残っているのはほとんどがサンゴ礁です。上図で言うと一番右の状態です。下のツバルの島の形状と比べればよくわかるでしょう。石灰岩自体は炭酸カルシウムの結晶で鉱物で言えば方解石か霰石ですが、あまり強くない岩盤ですし酸に溶けますし(鍾乳洞ができるでしょう)。

従って、ツバルの場合は海面上昇は起こっておらず、地盤沈下が原因と考えるのが妥当でしょう。科学的でない根拠で流布されている情報に迷わされないようにしましょう。

ツバルの島の形状
海外旅行に行くなら、まずこちら


2017年8月24日木曜日

ウラン爆弾を作ってはいけません。


ウランという物質というか元素がある。高校ぐらいのときには「水兵リーベ」なんて覚えたと思うが、「水兵リーベ」ではなかなか辿り着かないところにウランがある。何しろ、原子番号92である。ここまではなかなか辿り着かないのは仕方がない。私は3列目になるとかなり怪しい。
ウランの名称は、「美少女戦士セーラームーン」に出てくる「セーラーウラヌス」から来ている。本当は天王星のラテン語読みのウラヌスである。ギリシャ神話にはウラノスの名前で出てくるが、全宇宙を支配する王である。ウランを使うことは全宇宙を支配するということである。

では、宇宙を支配するウランを見てみよう。左が広島に落とされたウラン爆弾と呼ばれるものである。日本では、材料さえ用意すれば高校生でも作ることができる簡単な代物である。
ウラン235はウランの同位体であるが、中性子を吸収して分裂し、2~3個の中性子を放出する。この中性子がまたウラン235に取り込まれると同じ反応が加速する。しかし、取り込まれるほどのウランがない場合は、反応は終了する。この加速と終了の境を臨界という。

上の爆弾では、ウラン235が2か所に置かれている。この2か所のウラン235は臨界以下だが、2つ合わせて圧縮すれば、臨界を超える。一番左の起爆装置(雷管)によって爆薬を爆発させると、砲弾部分のウラン235が弾頭部のウラン235に向かい飛ぶ。両方のウラン235がぶつかって圧縮するように鋼鉄ダンパーを置いている。ウラン235の衝突と圧縮によっても中性子は放出されるが、確実に核爆発を起こすために中性子発生源(イニシェーター)をつけておくと、衝突の瞬間に中性子が放出され、核分裂反応が始まる。実際にはこの過程は一瞬で行われるので、爆発と同時に高温と放射線が発生する。

こんな簡単なもので、広島は壊滅するのである。

決して作ってはいけない。国際条約に違反するからで、警察より怖いおじさんたち(CI●)に命を狙われることになりかねない。しかし本当に日本は核保有国ではないのだろうか?こんなに簡単に作れるのに。


リフォームして核シェルターを作りたい方は、検討してみよう。

2017年8月21日月曜日

密室ミステリーを読んでみよう


推理小説や2時間推理ドラマにはよく「密室」が登場する。但し、2時間ドラマと言っても1時間半でおわってしまうものもある。深く追求してはいけない。テレビ局の事情というのがあるのだ。

密室というのはどんなものであろうか。簡単に言えば、誰も入れない部屋のことである。誰も入れない部屋で、男女が裸でというのはポルノ小説である。そういうのも好きな人はおられるだろうが、ちょっと横に置いといてもらおう。推理小説の話である。だから、部屋が密室であっても人間が出入りできなければよい。蟻のはい出る隙間ぐらいはあってもよい。ゴキブリの入り込む隙間があっても構わない。

密室で不思議なことはいくつかある。犯人は部屋の中にいて、鍵を開けられてからいかにも部屋の外にいたように思わせることがある。それはそれでいいのだが、密室内にいる犯人はトイレはどうしているのだろうと時々考えてしまう。室内にトイレがあっても、簡単に使う訳には行かない。水を流す音がすれば、隣の部屋に聞こえるかもしれない。臭いや形や大きさでバレてしまうかも知れない。

密室殺人は、エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」が最初と言われている。日本でも多くの密室ものが書かれているが、密室トリックはもう出尽くしたとさえ言われている。どうも2時間ものの密室はいい加減なものが多い。多くはすでに誰かが書いたものを焼き直したものが多い。酷いのになるとB級推理小説のトリックをそのまま流用(簡単に言えばパクリ)したものまである。

しかしまあ、「なんで密室にしたのかなあ」と思えるものが結構ある。密室を作るのに一生懸命で山ほど証拠を残している犯人とか(なぜか警察は見つけないんですが)。密室にすればなんとなくトリックを使っている感じであるのだろう。簡単に言えば何も考えていないのだ。推理小説をそのままドラマ化した方が、よっぽどいいものができると思うのだが。

日本の密室ものをいくつか紹介しますが、あまり新しいのは読んでないのでわかりません。それから、別にランキングというわけではない。但しネタばらしもあるかも知れないので、注意して下さい。

本陣殺人事件横溝正史
横溝正史の代表作の一つであるが、戦時中の作品で紙が少なかったころの作品であり、長編というより中編の長さになっている。非常に日本的な密室の作りになっている。
姑獲鳥の夏京極夏彦
映画化したので知っている方も多い。オカルトっぽい内容でありその流れで読めるが、少し反則系の作品である。とにかくおもしろいが京極夏彦は長い。
すべてがFになる (講談社文庫)森博嗣
森博嗣のデビュー作である。テレビで放送されたのでご存知の方も多い。森博嗣は元名古屋大学助教授で工学博士であり、「理系ミステリー」と言われている。
翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件(麻耶雄嵩)
麻耶雄嵩のデビュー作である。反則ギリギリのところを狙っているようだ。私は好きですが、結構好き嫌いのはっきりした作品であるようだ。
虚無への供物中井英夫
長い小説である。少し読みづらい人がいるかも知れない。密室はメーントリックではない。どのようなものを書きたかったのかは最後まで読まないと分かりにくい。
斜め屋敷の犯罪島田荘司
島田荘司の2作目だが、1作目「占星術殺人事件」の影にかくれている少し不遇な作品である。あちこちに罠が仕掛けられており、楽しく読むことができる。
刺青殺人事件高木彬光
日本家屋の中で鍵のかかった浴室で起こった密室をテーマにしている。高木彬光の代表作である。
十角館の殺人綾辻行人
綾辻行人のデビュー作である。いろいろなトリックが仕掛けられている上、推理小説研究会のメンバーのニックネームが推理作家になっている。

あんまり読んでなくてごめんなさい。
推理小説を読んで寝不足にならないようにしましょう。




ストレスケア