2017年8月6日日曜日

赤とんぼと龍野と三木露風



夕焼、小焼の、
あかとんぼ、
負われて見たのは、
いつの日か。

山の畑の、
桑の実を、
小籠(こかご)に、つんだは、
まぼろしか。
十五で、姐(ねえ)やは、
嫁にゆき、
お里の、たよりも、
たえはてた。
夕やけ、小やけの、
赤とんぼ。
とまっているよ、
竿の先。
日本人なら新生児と認知症患者以外は誰でも知っている有名な童謡である。作詞:三木露風、作曲:山田耕筰である。山田耕筰は知っての通り幾多の名曲を作った有名な作曲家である。

三木露風は北原白秋と並び称された詩人である。詩人であるが作詞もやる。随筆も書くが、私は歌詞ぐらいしか知らない。文学界では、「白露時代」と称されたほどの有名人である。17歳で処女詩集を、20歳で代表作の「廃園」を出版するなど早熟の天才と言われた。龍野中学を中退し、早稲田大学と慶応大学の2つの大学で学んでいる。勉強が好きなのか嫌いなのかよく分からない人である。

龍野は「播磨の小京都」と言われているが、京都とは違う雰囲気である。結構歩くので、水筒とおやつを持って行こう。水筒ジュースを入れてはいけない。おやつは500円までにしよう。バナナはおやつではありません。
龍野公園内には赤とんぼの碑が立っている。記念写真を撮ろう。ミニ動物園もある。そこら辺で見られる動物が多い。山頂付近には童謡の小径もある。音楽が流れるので周りに誰もいないと雰囲気があるのだが。赤とんぼ荘(国民宿舎)も建っている。駐車場は頂上直下にある。赤とんぼ荘の駐車場は使わない方がいい。龍野に来たときには寄ってみよう。聚遠亭や竜野城や古い町並みを見たら、そうめん「揖保乃糸」と醤油を買おう。どちらもすぐに食べることはできない。家に帰るまでの楽しみとしよう。
「家に帰るまでが遠足です。」



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