2017年5月6日土曜日

朝から歩いて黄昏時に帰路につく

高校2年生の3月は高校受験日で、なぜか休みになった。われわれ(私ともう一人のアホ)はその日に友人の家に遊びにいく約束をした。バスで行けば、わずか40分位で行けるところである。
その日はバス会社のストライキでバスが全部運休になった。受験は当然順延である。もう1日遊べるのだとウキウキした。

われわれは、それを知ってか知らずか、朝の6時頃に家を出たのであった。それから、そのあたりの割りに大きな谷を、1時間ほど遡ったところで道がなくなった。地図にはちゃんと道が描いてあるのに、実際はなかったのであった。われわれ探検隊は藪の中を歩くこと小一時間、ようやく谷の向こうにある道に出ることができた。

友人の家に行くには左側の尾根を超えなければならない。ここはシダの生い茂る秘境であった。探検隊は2時間ほどでこの尾根を攻略し、その向こうにある3つ目の尾根に取りついた。この尾根は何かの調査をしているようで、下草が全部刈ってあって歩き易かったが、ところどころにロープが張ってあり、「関係者以外立入禁止」と書いてある立札があった。アホ探検隊はそこを通る予定なので、当然関係者であるから通った。尾根上では古墳を発掘していたが、アホ探検隊は考古学者ではないので、横目に見て通りすぎた。

4つ目の斜面を登った上にある台地に友人の家があるが、ここには自動車の通れる道があるので楽に歩くことができた。
友人の家には2時頃につくことができた。そこでスイカを食べながら、そこら辺にある山を登ろうと言いだした。その友人はなぜかアホ探検隊に自転車でついて行くと言いだした。アホが2人だったのがアホの集団になったわけである。

自転車アホが、「山頂の神社に女性のナニが祭られている山があるのでそこに行こう」と言いだした。若かったアホ探検隊はその言葉に迷わされた。行ってみると車も登れる山だった。自転車アホは自転車を押しながらついてきた。山頂の神社についたが、神社が閉まっていてご本尊を見ることができず残念だった。

その山から東を見ると形の良い山があったので、あそこに登ってみようと私が言いだした。自転車アホが「実はあの山の上には祠があって、その中に男のナニを祀ってある」と言ったので、行ってみることにした。

普通の登山道だったので、自転車アホは自転車を担いで山を登った。山頂には確かに祠があったが、ご本尊は石に彫られた男性のナニであった。太かったが短く、なんとなく期待外れだった。

するとアホ探検隊の私でない方が、「このあたりは確か水晶がとれらしい」と言い出したので、小一時間ほど水晶を探したが見つからなかった。陽も暮れかかってきたのでそろそろ帰ろうかということになった。とりあえず防火帯をバス道まで降りたが、バスがくるわけもなかった。自転車アホは自転車を担いで一緒に降りてきたが、そのまま自転車に乗って帰って行った。

アホ探検隊はそのままバス道を歩いて帰ることにした。2時間位で帰れるだろうと思ったが、家に帰ったのは午後の9時を過ぎていた。考えてみるとバスで40分かかる道を2時間で歩けるわけがなかった。私は「こんな時間まで何をしとったんや」と親に叱られた。

この日歩いたのは15時間位で、今までの記録の13時間30分を抜いたのであった。

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