明石・謎の寺町

樽屋町

聖道寺（真言宗）



材木町

岩屋神社

岩屋神社は、143年（成務天皇13年）6月15日に成務天皇の勅命により、淡路島の石屋神社より御祭神を勧請して創建された。明石城の産土神として尊ばれ、例年藩主自らが岩屋神社を参拝していたと伝えられている。松平直純が「鎧始めの儀」の際に参拝して以後、世継ぎの鎧始めの儀の際には当社への参拝が慣例となった。割とに由緒ある神社である。

龍谷寺（臨済宗妙心寺派）

地元で「金毘羅さん」として親しまれているお寺。境内の入り口に、剣の名手であった中谷八十助の死を悼んでつくられた「黒髪塚」がある。

宝林寺（真宗御室派）

宝林寺の本尊としてまつられる藤原時代末期の洋式を示す聖観音立像が市内の指定・登録文化財になっている。本像は寄木造、右手は垂下、左手は屈臂して蓮華をとる。定朝様式の優雅な美しさを持ち、体躯もよく調和がとれている。






本誓寺（浄土宗）

長林寺（天台宗）

「浜薬師」の名で親しまれている。霊亀年中（715～717年）に藤原不比等の第3子宇合が創建したと伝えられている。境内には「龍燈の松」があり、天然記念物の指定を受けて保存されてきた。現在は2代目である。




浄行寺（真宗興正派）

私の実家の菩提寺である。保育所を経営して幅広く普及に努めている。住職は長話であるので、訪れる人は話に付き合って欲しい。

福蔵寺
阪神淡路大地震で倒壊

港町

前浜町恵比寿神社

日富美町

本立寺（日蓮宗）

元和3年（1617）に小笠原忠真が明石に来た時、信州国松本（長野県）から本源寺を移して、本立寺と称した。境内にある「浜の妙見さん」は古くから人々に親しまれている。また、明石藩の儒学者・梁田蛻巌をはじめ梁田家代々の墓所になっている。







宝音寺（時宗）

長久寺（臨済宗南禅寺派）

南北朝時代の応安年中（1368～1375）、月庵和尚創建と伝わる臨済宗南禅寺派の寺院で、歴代明石藩主より寺屋敷を与えられている。

岬町

御旅神社

住宅地の中にひっそりと隠れるようにある小さな神社である。鳥居もないので見落とさないようにしよう。











蛭児神社

伊弉冊神社（いざなみじんじゃ）

伊弉冊神社は、明石市、東部、岬町の漁港から１５０ｍほど入った住宅地の中にある。嘉吉の乱の際の赤松氏の和阪の戦いや町野入道の放火、羽柴氏の三木城攻め等の兵火に罹り、社殿、旧記をことごとく焼失、また、太平洋戦争の戦災にて、社殿、社務所一切の建物を焼失し、昭和37（1962）年に社殿等が再建された。伊弉冊神社があるということは明石は黄泉の国の入口なのだろうか？





蛭子神社

大観町

善楽寺・戒光院・圓珠院（天台宗）

戒光院・円珠院を総称して善楽寺と言う。
戒光院は源氏物語ゆかりの地で、「明石入道・浜の館」がここにあったと言われている。明石城主松平忠国が建てた「光源氏古跡明石の浦の浜の松」の石碑がある。
円珠院には、明石城が築城される時に、明石の町割りをした剣豪・宮本武蔵が作庭したと言われる枯山水の庭園がある。この庭園は、ひょうたん型の池を中心とした池泉観賞式庭園となっている。




無量光寺（浄土宗）

源氏物語明石の巻に登場する、光源氏の「浜の館（たち）」のモデルである。門前にある細い道は「蔦の細道」と呼ばれ、光源氏が明石の君に逢うために通った道とされている。









実相院（天台宗）

明石の西国第一番観音霊場でもある實相院。立派な門がある大きなお寺で、あの、源氏物語にも出てくる歴史あるお寺さん。お寺の中にいろいろな説明のボードもあるが、時折出てくる住職に説明をしてもらうとより一層理解が深まる。










正徳寺（浄土真宗本願寺派）

室町幕府滅亡より約４５０年・１６代続く由緒正しい寺院である。長い間に何度も火災に逢い焼失したが、その都度再興している。月例法要の他、年４回の特別法要があるが、一般も受け入れているので、興味がある人は法要に参加するのもよい。






若宮神社

伊弉諾神社

知っての通り、伊弉諾は伊弉冊の兄であり夫でもある。近親相姦である。国生み神話の主役であり、イザナミとの間に石・木・海・水・風・山・野・火など森羅万象の神をつくった。伊弉諾神社では淡路島にあるのが有名なのだが、明石にもあるのだ。

殆ど整備されていないが、明石においでの際には是非、見学してみて下さい。幽霊が出そうなお寺もありますので、肝試しにも使える。今なら多分全部無料だが、整備されると料金がかかるかも知れない。 大阪万博までには何とか整備して、見学に来てほしいものである。