環境問題が話題となってから、二酸化炭素が温室効果があるので、地球温暖化の元凶だという仮説が唱えられるようになった。これが事実であるように伝えるのは誤りである。仮説はひとつの考え方で、異なる仮説も当然存在する。
二酸化炭素が地表付近にあるときに、地表が温かければ冷えるのをわずかに遅らせ、地表が冷たければ温かくなるのをわずかに遅らせる作用があるらしいことは知られている。二酸化炭素と空気の比較実験では10℃の温度変化で2℃ぐらい他の実験では0.5℃ぐらいの違いがある。ところが二酸化炭素の温室効果はないという実験結果もある。
大気中に0.03%しかない二酸化炭素が、地球環境にどれほどの影響があるのかはよく分かっていない。
上の図を見る限り、二酸化炭素と温度変化の関係はないと言ってよいと思う。二酸化炭素による地球温暖化が問題となった頃に、具体的に二酸化炭素がどれほど増加して、温度が何度上昇するのかを示さなければならなかったのだ。もちろん先に示した穴だらけの実験では話にならない。ただ、二酸化炭素に温室効果があると言っただけである。多くの学者はこれに反論している。支持しているのも多いのだが。
あまり知られていないが、二酸化炭素には毒性がある。3%~5%でめまい、呼吸困難、頭痛、錯乱を起こし、10%で視覚障害、耳鳴り、ふるえ、1分で意識消失を起こす。この10%で1分が最小致死量である。
地球の歴史的に見た場合、10万年~12万年ごとに南極の気温は極大値を示しており、現在も前の間氷期から約12万年目にあたる急激に気温の上がる時期になっている。しかしこのまま気温が上がるか下がるかは分からない。とりあえずここ100年ほど暑くても地球の温暖化ではないようである。
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